スト。

昨日夜、某TV局の番組で古田敦也選手会会長が流した涙。
あれが今の野球界を象徴しているのかもしれません。
私個人としてはストには『賛成』です。
まずはオリックス近鉄の合併凍結要請を却下した点。
正直、コレを凍結しちゃえば何も問題はないんです。
そして近鉄ライブドアなり、楽天なりに売っちゃえばいいんです。
それで事なきを得るんです。
でも近鉄オリックス首脳を中心にそれにはNO。
ならばと選手会の要請した『新規参入の促進』という点。
2005年から参入し12球団でというのが選手会
2005年からは時期尚早で早くても2006年からというのが経営者側。
私見としましては選手会の意見に賛成です。
確かに2005年からの参入には今からじゃ間にあわない可能性もある。
でも今の時代『SPEED』が要求されるんです。
サッカー界はその『SPEED』に乗って発展を遂げてきました。
この『SPEED』こそが球界発展に繋がると思うんです。
球界に少しでも早く新しい風を吹き込ませることによって
活性化させるのが一番だと思います。
現に北海道に日本ハムが移ってからパリーグに新しい風が吹いています。
プレーオフという制度も今のところいい作用を働かせています。
そういう改革を怠ってきた野球界にツケが今一気に回ってきたんです。
どこかの『たかが選手が。』前オーナーに象徴されるように
一部の球団にいいようにしか改革されていなかったドラフトやFAなど
問題は山積しています。それを解決する時期にさしかかったのかもしれません。
古田敦也選手会会長としてはどうにかしてストを回避させたかった。
だから古田自身として一時は経営者側の意見に縦に首を振りそうになった。
でも他の『曖昧な表記じゃなく2005年からという表記を絶対に入れるべきだ。』という意見に考え方を変えた。
結果的にはその変更が正解になった。
その選手会の意見に阪神、中日、広島、横浜はOKサインを出したんです。
一方的にNOを突きつけられたわけじゃないんです。
でも他の球団のせいでいい方向には進まなかった。
結果、ストになった。